上賀茂神社(賀茂別雷神社)は、世界文化遺産に登録された、いまも祈りが続く神社です。境内での撮影には、神社が決めたルールがあります。 前撮りも、参列者の撮影も、観光地のようにはいきません。ここでは、公式サイトで確かめたルールと、近くのロケ地の候補、許可の注意を整理します。
境内の撮影ルール(公式の案内)
| 場面 | 公式の案内 |
|---|---|
| 境内の撮影・ドローン | 境内での撮影、また撮影に関わらず境内上空でドローンを飛ばす場合は、事前の許可が必要。賀茂祭(葵祭)を含むすべての祭典と、祭典以外の時間帯も同様 |
| 写真・映像の外部業者 | 重要文化財の保護と、儀式の規律を保つため、婚礼では外部業者の持ち込みはできない |
| 挙式中の参列者の撮影 | 三々九度の盃の儀から、自席で撮影できる。それまでは撮影禁止 |
| 撮影の道具 | 一脚・三脚・自撮り棒・ジンバルは使えない |
| 記念写真の場所 | 天候や、時間帯の明るさで、撮影場所が変わることがある |
神社の公式ページには、七五三や初宮詣などの参拝でも、提携の業者以外のプロのカメラマンによる記念写真の撮影は控えてほしいと書かれています。「プロのカメラマンと判断した場合は、お声がけして撮影をご遠慮いただく」とも案内されています。許可のない撮影を試みるのではなく、必ず婚礼部や社務所に相談してください。
神社のロケーション撮影・前撮り
公式サイトの「婚礼プラン」には、次の案内があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ロケーション撮影 | 二葉プラン(挙式プラン)を使う人限定。挙式当日に境内で撮影できるプラン。前撮り・後撮りのプランもあり、婚礼部に問い合わせる形要確認 |
| 前撮り | 「前撮りは神社プランに限る」と、よくあるご質問に書かれている要確認 |
| 初穂料・撮影の料金 | 挙式の初穂料は、細殿15万円・本殿20万円(夜の「宵の結」は細殿20万円・本殿25万円)。前撮りや撮影の料金は、公式サイトでは確認できませんでした要確認 |
二葉プランは、衣裳レンタル・美容・写真を含む挙式のプランで、363,000円(税込)です。初穂料は別に納めます要確認。持ち込みの衣裳・美容には、別に持ち込み料が書かれています。衣裳や美容を自分で用意するときは、先に婚礼部へ確認してください。
近くのロケ地の候補
神社の外で撮るなら、次のような場所が候補になります。いずれも撮影の可否・許可・料金を、先に確認する必要があります。
| 場所 | 神社からの距離 | 特徴・注意 |
|---|---|---|
| 上賀茂神社の境内 | 会場内 | 神社の撮影ルールのとおり。神社の提携のプランで相談する |
| 京都府立植物園 | 北山駅の近く | 園の案内では、商業目的の撮影は承認が必要で、問い合わせは075-701-0141。園内は酒類・遊具・音響機器などの持ち込みが禁止。開園9:00〜17:00、12/28〜1/4は休園。入園料が必要要確認 |
| 半木の道(賀茂川の右岸) | 北山駅の近く | 賀茂川に沿って、府立植物園の脇に続く散策路。三脚や一脚が通行の妨げにならないよう求められている。許可の要否は、京都府や京都市に確認する要確認 |
| 下鴨神社(賀茂御祖神社) | 車で約15分 | 同じ世界遺産の神社。公式サイトに前撮りの詳しい案内は見当たらず、問い合わせは075-781-0010要確認 |
| 山ばな平八茶屋 | 車で約15分 | 神社の提携会食先。衣裳のままで来店できると公式に案内。庭の撮影の可否は店に確認要確認 |
※すべて要確認。撮影の可否・許可・料金は変わることがあるので、撮影前に各施設へ確認してください。
ロケ地の候補は、神社からの近さと「撮影の相談がしやすそうな場所」で選んだ2026年10月時点の目安です。各ロケ地の撮影ルール、カメラマンの選び方、実際に撮ったときの段取りや節約のコツは、記事下で案内している noteのガイドブック にまとめています。
撮影の許可で気をつけること
| 場所の種類 | 注意 |
|---|---|
| 神社・寺 | 境内の撮影は許可や志納金が必要なことが多い。挙式する神社でも、前撮りは別の扱いになることがある。上賀茂神社は、外部業者の持ち込みを認めていない |
| 府や市の施設(植物園・公園) | 商業目的の撮影には承認が必要なことが多い。園ごとに決まりが違うので、スタジオか本人が先に確認する |
| 河川敷・散策路 | 通行の妨げにならないこと。人の多い時間帯は避け、早朝が基本 |
| 料亭・ホテル | 館内・庭の撮影の可否、時間帯、持ち込みの扱いを先に確認する |
許可申請を、カメラマンやスタジオが代行してくれるか、別料金かは、見積もりのときに聞いておきましょう。
前撮りの費用と時期の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| スタジオ撮影 | 5〜20万円要確認 |
| ロケーション撮影 | 10〜30万円要確認(衣裳・ヘアメイク・データ込みの一般的な相場。ロケ地の数や移動で変わる) |
| 時期 | 挙式の2〜4か月前が多い。桜・紅葉など季節を狙うなら半年前から予約 |
| 所要時間 | ロケーションで半日〜1日 |
神社の挙式プランに含まれる写真・撮影の内容は、プランによって異なります。含まれるものと別料金のものを、見積もりで分けて確認しましょう。
季節と時間帯の考え方
- 境内の景色は季節で変わる。 公式サイトのお知らせでは、春の桜の季節や、秋の紅葉の季節の挙式が案内されています。人気の時期は、予約も早く埋まります。
- 時間帯で明るさが変わる。 夕方から始まる「宵の結」(17:00・17:40の1日2組)は、季節で日が暮れる時間が変わるため、明るい場合があると公式に書かれています。
- 雨の日の備え。 参進で屋外を歩くため、傘を用意します。前撮りの場合は、雨の日の予備日を決めておきましょう。
新郎新婦の方へ(準備のヒント)
- 神社で撮る写真は、神社の提携のプランで撮るのが基本です。外部のカメラマンに頼みたい場合も、先に婚礼部に可否を確認しましょう。
- 招待状の案内に、「式の途中の撮影は、三々九度の盃の儀から、自席でお願いします。三脚・自撮り棒は使えません」と書き添えると、参列者が迷いません。
- 神社の外で前撮りをするなら、ロケ地は1〜2か所に絞ると、1日で無理なく回れます。
